トヨロックなる
豊田市の無料ロックフェスティバルに行ってきました。
出演者はほぼ誰も知らない。
名前に聞き覚えがあるのが一組だけという状態で
音楽的な趣味もあまり合わなさそうでしたが
もうとにかくフェスの空気を吸いたくて。
行ってみたら、なかなか楽しかった。
何がって、雰囲気がとても良い。
フェスの良い雰囲気を作る方法
トヨロックはほんと、
良い意味ですごくゆるい、とてもリラックスできる雰囲気でした。
皆が集まってて、たまたまそこでライブやってる。
何してても自由、って感じがあふれている。
ロックフェスなのに、ライブ見てる人がなんと全体の3割くらい。
あとの皆は、芝生で思い思いに過ごしている。
というか、ほとんどお喋りしてる感じ。
それが会場全体のいい雰囲気を作り出してる。
ベビーカーもたくさん見かけました。
”無料”フェスのなせる業なんでしょうね。
有料だったらここまでゆるく自由な雰囲気になるの難しいと思う。
その「場」を楽しみにくる人の多いフジロックみたいな雰囲気は、なかなか出せるもんじゃない。
だけど、無料にすることで、「場」を楽しみにくる人がグッと増える。
それが自由で開放的な雰囲気を作り出す。
その雰囲気を楽しみたい人が集まり、また雰囲気が良くなっていく。
なかなか良い循環だ。
もちろん、全国の無料フェスがこうだとは限らないから、
トヨロック運営スタッフが凄いのは言うまでもないですが。
フェスの楽しみ方も成熟しつつある
フェスは無料なれども、山へ行くような本気のフェスファッションの人が
たくさんいました。
まあ僕もそうだったんですけどね。
いたって平坦な場所なのに、山歩き出来るほどの靴、
「MERRELL カメレオン」を履いてる人の多いこと。
ビブラムソールのこんなごついスニーカーです。色は可愛いけどね。
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そこで感じたんだけど、
「いかにもフェスの格好をしてフェスに行く」
というのも楽しみのひとつになってますね。
日本全国ロックフェスだらけでちょっと辟易することもあるけど、
フェス文化が根付くってのは、それはそれで楽しいことかもしれない、と感じました。
ネット配信が進んでCD離れが進む中で、
ロックフェスが加速する。
両極端が同時に起きて、なんか面白い傾向ですね。
「物を持つよりつながりを重視」って考えると
ちょっと納得できる気がする。
マネタイズが難しい無料ロックフェスだと思いますが、
無料だからこそ、いい雰囲気になる。
だから人が集まって、次第にマネタイズが容易になっていく、だと理想ですね。
例えば、出演ミュージシャンのCDがその場で売れるようになるとか
そういうこと。
来年も名古屋にいたら、また行きたいな、トヨロック。