ここ数年、ビジネス本流行りですよね。
もしかしたら自分が本を読むようになったから
目に付くだけかも分かりませんが
仕事術なんかを書いた、内容の薄っぺらい本が多いこと多いこと。
多すぎてそういう本に引っかからないようにするのが大変です。
まあ数を読んでるうちに、引っかからないようにはなりましたが
たまに本当に良い本が混じっていたりするので全否定もね・・・。
良い本のなかでも、不必要に長い本って多いです。
特に海外のビジネス本に多いですね。
事例を列挙しまくるのはいいけど、同じこと繰り返し言ってるだけだよねってやつ。
冒頭や途中に、本当に良い事や新しいコンセプトが書いてあったりするので
これまた、「こういう本は・・・」って全否定するのも良くないです。
そんなことを考えていて、突然思いついた。
これって、紙の価値がすごい安いことによる現象だろうな、と。
紙の価値がすごく貴重だった昔は、
そこらの馬の骨が本を書けるような状態ではなかったですし、
なにより、本を書くほどの人でも、同じことの繰り返しや
どうでもいい例示は、極力減らしていたと思うのです。
結果的に、すごく内容の濃い書物だけが生産されていたのだろうな。
昔であればあるほど。
媒体とコンテンツは別物だと考えがちですが、
媒体の価値が下がるとコンテンツも全体としてデフレを起こす
ってのは、覚えておいても良いかも。
逆に言えば、
「価値の高い媒体に入れれば、
コンテンツの価値もつられて上がりうる」
ということ。
面白いですね。
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