Gunosy、使い始めました。
まあ、先日叩かれてたように、確かに見たような記事ばかりではありますが、
そこは暖かい目で見守るとして。
地下鉄に揺られながらボーッとした想像の中で
ちょっと時計を進めてみたら
結構恐ろしいことになった。
興味に従って、どんどん記事を読んでいく。
Gunosyに興味を教えて行く。
すると、オススメされる記事の精度が上がる。
いいことです。
サービスを受ける側は、これでめでたしめでたし。
じゃ、サービス提供側は?
僕がどんなことに興味があるかはもちろん、
どんな単語を使うと反応するか、
何と何の組み合わせに弱いか、
すべてデータが蓄積される。
これからは例えば、
何色のフォントで書いてあると反応がいいとか
そんなデータも取ろうと思えば取れる。
これは恐ろしいほど価値のあるデータベースになる。
もしこのデータベースをマーケティングや広告に活用したら、無敵だ。
本人すら気づいてないツボを的確に刺激することができる。
うわっ、欲しい!!と思わせるコピーを
個人に合わせてプッシュできる。
こりゃ、結構恐い。
うちの嫁は、何か欲しいものがある時、
どんな言葉、どんな論理だてで僕を口説けば良いか
知っている。
そんな存在がもうひとり現れるってことですよ。
別に陰謀説を唱えるつもりはない。
Gunosyには個人情報を登録しなきゃいけないわけでもないし、
規約を超えてデータが用いられるわけでもない。
以前
Facebookが覇権を握る恐るべき未来についての白昼夢 - せいじ100のリスト
で書いたのと同じように、ただの空想。
ただ、そういう可能性があるってことは、
どっかで覚えておこう。
「あなたにぴったりな広告」へのディフェンス力を高めるために。
photo credit: Paolo Margari via photopin cc