書評 考察・意見

読むだけでできるようになんかなりゃしない。でも大切な「任せ方の基本」。

これ、読みました。
仕事の任せ方、正に悩んで試行錯誤中なので。

角川書店
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: 単行本
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  • 書いてあることは、そんなに目新しくはない。
    任せる仕事の期限や背景をきちんと伝えるなど、任せ方の基本の話。

    でも、それがむつかしいんだよね。
    相手も人だから。

    相手が機械なら、ハウツーが分かれば出来るだろう。
    でも相手も人だから、ハウツーだけじゃ
    うまくは行かない。
    その人その人ひとりずつをよく見て
    それぞれに合った任せ方をしないと。
    そしてそれが一番むつかしいのに、この本には書いてない…!

    とは言いつつも基本は大事。
    それすら押さえれていないこともよくあるから。

    物事には基本と応用がある。
    何かをやって上手くいかない時
    基本が悪かったのか応用が悪かったのか
    わからないから、人は迷う。

    だけど、絶対正しい基本というものがあるとすれば
    応用部分だけ見直せばいい。迷いは減る。

    それが、様々なことにおいて
    「基本は大事」と言われる所以なんだろう。

    野球で言えば、変化球を打とうとするのに
    バットの握り方も知らないところから
    打ち始めるか
    スイングの基本形を体で覚えてから打つか。

    そういうことなんだろうな。

    基本をマスターしても、できるようになるわけじゃない。
    でも基本がないと、遠大なトライ&エラーをしなきゃならない。

    そういう意味で、この本には「任せ方の基本」が書いてある。

    これを読めば、仕事を任せるのがすぐに上手くなる、わけじゃない。
    でもここに書いてあった基本を身につけ
    その上に試行錯誤を重ねて行くことにしよう。

    そんな風に思える本でした。

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