これ、読みました。
仕事の任せ方、正に悩んで試行錯誤中なので。
読むだけでできるようになんかなりゃしない。でも大切な「任せ方の基本」。
書いてあることは、そんなに目新しくはない。
任せる仕事の期限や背景をきちんと伝えるなど、任せ方の基本の話。
でも、それがむつかしいんだよね。
相手も人だから。
相手が機械なら、ハウツーが分かれば出来るだろう。
でも相手も人だから、ハウツーだけじゃ
うまくは行かない。
その人その人ひとりずつをよく見て
それぞれに合った任せ方をしないと。
そしてそれが一番むつかしいのに、この本には書いてない…!
とは言いつつも基本は大事。
それすら押さえれていないこともよくあるから。
物事には基本と応用がある。
何かをやって上手くいかない時
基本が悪かったのか応用が悪かったのか
わからないから、人は迷う。
だけど、絶対正しい基本というものがあるとすれば
応用部分だけ見直せばいい。迷いは減る。
それが、様々なことにおいて
「基本は大事」と言われる所以なんだろう。
野球で言えば、変化球を打とうとするのに
バットの握り方も知らないところから
打ち始めるか
スイングの基本形を体で覚えてから打つか。
そういうことなんだろうな。
基本をマスターしても、できるようになるわけじゃない。
でも基本がないと、遠大なトライ&エラーをしなきゃならない。
そういう意味で、この本には「任せ方の基本」が書いてある。
これを読めば、仕事を任せるのがすぐに上手くなる、わけじゃない。
でもここに書いてあった基本を身につけ
その上に試行錯誤を重ねて行くことにしよう。
そんな風に思える本でした。