書評

社会運動はどう生まれどう育ってきたのか。そして僕らはどう行動するのか〜社会を変えるには レビュー〜

2014年4月26日

これ、読みました。

なんだか最近、デモとかが一般的になってきたけど、そもそも社会を変えるとはどういうことか?
という問いに対して、
これまでの社会運動の歴史、時代ごとの特徴、背景や手法を様々に解説していくことで、立体的に理解出来るようになっている本。

なぜ、全共闘だの民青連だのの集団があったのか。
なぜ今、原発問題を訴えるのにデモなのか。

社会運動、選挙、ロビー活動。
それらの活動が、どんな意図をもって何を狙っているのか。
ニュースで触れた時に、今までとは少し違う観点で見られると思う。

有効な手段をとっているのか。
誰を巻き込もうとしているのか。

ソーシャルメディアなどで世の中のムーブメントを作りやすくなってる今、
社会を変える方法はより増え、ハードルは下がっている。

都知事選に落ちた家入氏が、
行政に頼らず公約を実施しようとしているように、テクノロジーやメイカー環境の整備のおかげで、自分たちでやれることも増えている。

そういう時、自分としては何をするのか。
社会を変えるつもりはないけど、自分は自分なりに社会を少しでも良くしたいと思って働いてる。
主にITを使って便利にする、というやり方だけれど。

何を問題と思うか、が最も大事なんだろうけど、日々の仕事の中で課題優先より自分のやれること優先で考えていくのもありだと思う。

小さいことをして、それを広めるのがいいのかな。
そんなふうに意識していこうかな。
日々の活動がちょっとだけ面白いものになると思う。

-書評