書評

人に強くなる極意は、ごく普通のことだった。

この本、読みました。

人に強くなりたい、というよりは、誰に対しても萎縮せず、言うべきことを的確に伝えられるようになりたい、と思って。

昔から、偉い人への説明、苦手なんですよね。
偉い人=忙しくて時間がない人 というイメージが強すぎて最短で説明しようとするあまり、説明が足りず「わからない」とよく言われる。

「偉い人は自分よりも頭がよくて分かってて、
しかも時間がないのだから、手短に説明しないと」
このイメージを取り払うことが今の僕の課題なわけです。

そのためには、偉い人を偉いと思わず(萎縮せず)
素人に対するようなつもりで説明しないと。

というわけで萎縮しないためには?
を得るために読んでみた。

結果、そういう意味で得られるものは全くなかった。これから読もうとされてる方、要注意です。
雑誌の連載をまとめたものらしい。そりゃタイトルと合わないわ。

ただ、内容がダメかというとそんなことはない。
章のタイトルだけ並べてみると…

怒らない、びびらない、飾らない、侮らない、
断らない、お金に振り回されない、
あきらめない、先送りしない。

ビジネスマンとして、あるべき姿ですね。

なーんだ。
結局、人に強くなる極意も、誠実なデキるビジネスマンになる極意も一緒。仕事人としてあるべき姿を追求することが、人に強くなることでもあるってことか。

仕事がデキるやつになるために
人に強くなりたいのに…なんか無限ループ。

確かに小手先のテクニックを数多く並べるよりも
ビジネス書として誠実ではある。タイトルどおりの効果は期待せず読んでみるのがいいんでしょうね。
内容的にどうしてもこの本じゃなくてもいいけどね。
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■人に強くなる極意

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