考察・意見

より良い知識に出会うためのツール、としてのKindle評

2015年6月6日

Kindleを買って一年になるわけですが。
最近、また新しくKindleのメリットを実感しているのでちょっと整理してみます。

良い本と出会いやすくなる

本屋においてあるのは、売れる本。
新聞広告は、売りたい本。

それらの情報だけじゃ、ろくな読書にならないことは分かりますよね。
だからSNSとか、flier(要約サービス)を使って良い本の情報に触れるようにしています。
ところがここに全く新しい入り口が増えた。

Kindle本セール。

今まで、そんな本があることすら知らなかった、そんな本に関心を持つきっかけになる。
私で言えばこれ。
ぎゃーてい、ぎゃーてい。意味わかんなくてもいいんだけど、わかった時の衝撃。100分de名著 般若心経レビュー - せいじ100のリスト

結果、読んでみて新しい世界に触れられました。
Kindleを持っていなかったら、そしてKindle本のセールがなかったら、知らないままだった世界。
これは、デカイ。

気になっていた本を買う背中を押してくれる

Kindle本を買い慣れると、「これくらいなら、買っておこうか」という購入が増えてくるんですね。
セールで安くなる、というのももちろんあるし、そうでなくても、紙の本より安い。場所も取らない。

本を買うハードルが、下がるんです。

読んだ方がいい本は、読んだ方がいい。

そんな当たり前のことが、「もう本棚は満杯だし」「そんなに買うお金ないし」という、“無視できないけどくだらない”理由で実行できない。
そうじゃないですか?

読んだほうが良い本は、気にせず読もうぜ。

フィルムカメラからデジカメに変わって、とにかく写真をバシャバシャ撮りまくるスタイルになったように、読書もとにかく読んでみる、というスタイルに変わりつつある。
Kindleを使えばそれが容易になる。

そんなわけで、Kindle、オススメです。
使い勝手についてはこちらの記事をどうぞ。
使って初めてわかる。KindlePaperWhiteには紙の本を超えるユーザー体験があった! - せいじ100のリスト

あと注文をつけるとすれば、購買履歴からのお勧めじゃなくて、ちゃんと知の体系としてのお勧めが出るようになるといいなあ。

この分野について知りたいならまずはこの本から、という定本が出てくるとか、こっちの本を読んだなら、反対意見の立場から書かれたこの本も読んでおくといい、とか。
できますよね、きっと。

今後に期待です。

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