面白くないゲームをやる人々
先日、電車の中で面白い人を見かけました。
スマホ画面を指でグリグリグリグリしてる人。
つないで消す系のスマホゲーム全盛の今、そんな人は腐るほどいるんですけど、
その人はちょっと違った。
ゲームやってるのにスマホ画面を見てないんです。
その人が見てたのはなんと、もうひとつの手に持ったタブレット端末。
全然関係ないWebサイトでも読んでいる様子。
なんだこれ。
その人にとってスマホゲームのグリグリは、イヤな仕事みたいなものなんですね。画面見なくても進むゲームと、そこまでして、そんなクソゲーをやる人。
どちらも救い難い。
ま、厳密に言えば 画面見なくても進むのは恐らく、グリグリやるだけで敵に勝てるような戦闘や修行シーンで、それが終われば、画面見てやるんでしょうけど。
それにしてもねぇ。
やっぱりスマホゲームにハマる人なんて理解不能だわ。と思いましたね。
やってるのは結構まともな人
それから数日して偶然、スマホゲームにハマってる人に会いました。
てか、よく一緒に仕事する人が、スマホゲームにハマってると初めて知った。聞けば十万円以上つぎ込んでるらしい。仕事はしっかり出来るし、まともな判断力を持った人です。
こんな人がスマホゲームにハマってたとは…
驚きましたが、同時に冷静にもなった。スマホゲームにハマる人ってのは、僕の理解を超えたようなバカ暇人じゃないんだ。普通のまともな判断力を持った人なんだ…
なぜそんな人が、たいして難しくも面白くもないゲームにハマるんだろうか。
なんでなんだ。
金と時間をかければアホでも進められるゲームなんて、何が楽しくてやるんだ。
電車の中でスマホゲームをやる人を見る度に、そう不思議に思ってきましたが、
やっと分かりました。
あの人達はゲームを楽しみたいんじゃない。
ストレスを解消したいんだ。
ゲームを通じて、気持ちよくなりたいんだ。
なるほど。
そりゃ、何日も行き詰まるようなゲームじゃ、かえってストレスになりますもんね。
だとすると、ゲームの面白さや困難さよりも、ゲームバランスが何より大切になってくるんだろうねぇ。
やっと分かったわ。
本当のところは知らんけど。