リアルと、ネット世界(デジタル世界)。
どちらが中心だと思いますか?
なにバカなこと言ってんだ、リアルに決まってんだろ。って言いますよね、普通。
でももう、違うのです。ビジネスの世界では、ネットの方が中心です。なぜなら、『リアル世界でどんな行動をしたかは、ネットに記録しておける』からです。その逆は無理でしょ。
先週、こんな記事を書きました。
もう、リアルはネット世界の一部、と考えたほうが、お客様に良いサービスを提供できるんですね。とはいえ、ガラリと考え方を変えるのはかなり難しいです。なので、少し例を出してみます。
例えばこんなお店があります。
お店では、採寸したり、生地の見本をみたりできるみたい。でもめっちゃ広い店舗ではない。扱ってる商品の全てが見られるわけでもない。つまり、売ることはあまり頑張らないお店。もっと短く言えば、売らないお店。
そうか、サイズさえ測ってくれたら、後はネットで注文してくれたらいいんだからな…。
もうお分かりですね。今までと逆なんです。今までは「ネットは店舗に誘引する手段」だったわけですよ。紳士服なんか特にそうです。ところがFABRIC TOKYOは「ネットで買ってもらうために店舗がある」んですよ。
他には、こんなニュースも。
事前にスマホから注文・支払いできていた店舗が、店頭でセルフ注文できるようになりました、ですって。すごいね。完全に順番が逆。(セルフじゃない注文はできてたと思いますが)
そういうことなんですよ。もう、逆なんですよ。確かに、ネットでやってもらったほうが、データが残るし、店員の人件費も削減できる。 そういうことなんです、逆転はもう起きている。
あとは、参考リンクをちょっと貼っておきますね。僕はこの順番に理解したから、飲み込めた。
1.物の価値が、デジタルに移りつつある、という話
2.何がリアルかは、自分で決める、という話。
たまたまですけど、これを踏まえていたので、リアルとネット(デジタル)が逆転してる、という話を飲み込めたというわけです。よろしければ、順に読んでみてください。そのあとに、「アフターデジタル」を読むと理解が深まると思います。
photo credit: mikecogh Two Storey Arcade via photopin (license)