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スキマに積める!春夏キャンプや屋外リモートワークにいい小型ポータブル電源 bluetti AC20 レビュー

2022年5月28日

bluettiさんのキャンペーン抽選で、ポータブル電源が当たりました。AC20というやつです。知らないことも多かったので、使いながら、少し調べたり試したりしてみました。

すぐ使えるか

届いたのがキャンプ前日だったんです。キャンプに持っていけるかな、と思って電源を入れてみたら、8割弱充電されていました。

あとで説明を見たら、

  • 工場出荷時は70%前後充電してあります
  • 長期保存の時は80~70%ほど充電してください

というようなことが書いてあります。同時に

  • 使う時はフル充電してからにしてください

とも書いてあるので、私はフル充電してから持っていきました。ゼロからの充電ではないので、充電に2~3時間ほどだったように思います。まあしかし、そのまま持って行っても良かっただろうな、とは思っています。

大きさ・重さ

ポータブル電源って、大きくて重いイメージありますが、AC20は予想以上に軽くコンパクトでした。高さと奥行きは約20センチ、厚みは6センチ。重さは3kg弱。感覚的には、国語辞書一冊半くらいですね。これならキャンプにも気軽に持って行けます。

気軽さって結構大事。AC20なら、車に積んだ荷物の隙間に入れていけますから、持ち出す回数がぐっと増えます。

差込口の種類と数

このバッテリーから電気を取るには、USB-A型の口が2口。USB-C型が1口。普通のAC電源コンセントが1口あります。これら全部同時に使えます。あ、あとDC12Vもありますね。(何に使うんだっけ)

付属品と充電できる方法

充電方法は、説明書によれば以下の3つ。

  1. AC電源
  2. クルマのシガーソケット(でも12Vではフル充電にならないとのこと)
  3. 太陽光パネル(14~40V)

太陽光パネルからのケーブルだけ、付属していません。他はケーブル付属しています。
付属品を並べてみると、こんな感じです。

安全性への不安はないか

いまどき海外製ってのは全く珍しいことではないし、それ自体に不安はありません。ただ、説明書や外箱の宣伝書きにおかしい日本語があると、少し不安になりますよね。この製品にも、少し日本語のおかしい記述はあります。気になって調べてみたら…なんと、日本のメーカーでも全く同じものを発売していました。よくあるOEMというやつですね。マークだけ変えて中身は全く同じ製品が、複数のメーカーから出ているというパターンです。

というわけで、「説明書や外箱の日本語が少しおかしい」ことについてはご安心を。怪しい製品ではありません。言うならば、僕らもおかしい英語プリントをさんざん輸出してきたわけでね…。

意外だったこと

まずはフル充電から、カラになるまで使い切ってみよう、と古めの液晶テレビ(166W)につないでみました。そしたら、テレビをONにしてほんの数秒で切れてしまった。

「??」となって調べてみたら、なんと「安全装置が働くため、150wなら5秒しかもたない。」みたいなことが書いてありました。厳密にはこんなふうです。

125W以上150W未満:10秒

150W以上180W未満:5秒

180W以上200W未満:1秒

結局、AC20は120w以下の家電でしか使えません。いや、私がよく読んでなかっただけなんですけど。箱に「200Wh」と書いてあるので、200wで1時間使えるだろうと勝手に思ってただけです。電気に詳しくないかた、お気をつけを。

バッテリーの持ち

さて、気を取り直してフル充電から、今度は(強風で)44Wの扇風機につないでみました。そしたら、なんと4時間近く動きました。正確には3時間50分。

よく考えてみたら、200Whのバッテリーですから計算通りなのです。でも結構持つなあと感じました。ディスプレイが15インチのノートPCをつないで動画を見てみたら、約20wですから、8時間以上持つことになります。キャンプの途中でリモートワークしなきゃならない場合でも、まる一日はいける。こりゃ意外と使い道多いのでは。

モバイルバッテリーと比べて考える

ここまでは、ごくごく簡単な計算で納得できたわけですが、分からない点がひとつだけ残りました。モバイルバッテリーとかって、容量が普通「mAh」で書いてあるでしょ。あれと比べてどうなのか、知りたいんです。

このAC20は、容量200Whなんですけど、箱には18000mAhと書いてある。おいおい、今どき10000mAhのバッテリーが売ってるのに、10000mAhバッテリーふたつ分よりずっと高価でずっと大きいなんて。

だけど一方で、楽天のbluettiページには「60000mAh」と書いてある。公式ショップが盛るわけないし、18000mAhとどっちが本当なの?わからん。

そこでいろいろと調べてみたら、分かりました。電圧いくつで使うかによって、mAhが全然変わってしまうのです。電気学科のかたには当然の話でしょうが、普通知らないです。たぶん。

というわけで、計算・整理してみました。このバッテリー、AC20は

  • 11.1ボルトで18000mAh
  • 3.7ボルトで約54000mAh
  • 5ボルトで40000mAh

という事みたいです。5ボルトというのは、一般的なスマホ充電器。3.7ボルトというのは、リチウムイオン電池の定格電圧です。定格電圧ってなんかよく知りませんが、まあこの数字で計算すればいいでしょ、という数字ですね。素人としては。

そういうわけでこのAC20、普通のコンセントで家電を動かすときは200Whという数字を目安に。USBの口から充電するときは、40000mAhくらいだと思っておくのが良さそうです。本当はもう少しあるでしょうが、参考値ということで。

何にしても、コンパクトな割にスマホやランタン、ノートPCの利用には活躍しそうです。重くて大きいポータブル電源はちょっと…という人にも、春夏キャンプにお勧めできる電源ですね。

※ひとつだけ注意しておくと、USBの差込口はどれも電流2A以上あります。たとえば、ベアボーンズのレイルロードランタンは入力最大1.5Aですから、USB充電すると壊れてしまいますよ。レイルロードを充電する際は、AC電源口からアダプターを付けて。

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