ZOZO前澤社長のお年玉企画、盛り上がりましたね。100万円で何をしたいか語らせる、ってのはとてもいいなあと思って見ていました。
その一方で、こんなニュースも見かけました。
欲望丸出しの心理 前澤友作氏の企画に群がる人々に立川志らくが警鐘 - ライブドアニュース
フィフィが前澤友作氏のお年玉企画に複雑な気持ち明かす 「金持ちに心を遊ばれてる」|ニフティニュース
これね・・・ありきたりすぎて、思考停止した、つまらない批判ですね。で、思ったんですよ。
前澤社長ツイートをリツイートする人より、宝くじ買う人のほうがアレですよ。
宝くじ買う人を、「金の亡者」みたいに批判する人はいないですよね。あれこそ「楽して大金を手にしたい」の最たるものなのに。
それにね、確率から考えたら、前澤ツイートをリツイートする人より、宝くじ買う人のほうが、「欲に目がくらんで計算できない人」なんですよ。
ざっくり計算してみましょうか。ほんとにざっくりなので細かい突っ込みは勘弁ね。
前澤お年玉(100万円)が当たる確率 = 当選数 ÷ リツイート数
つまり、100(人) ÷ 600万(人) = 6万分の1。
一方、年末ジャンボで100万円が当たる確率 = 当選数 ÷ ユニットあたりのくじ数
つまり1ユニットあたり 3等50本 ÷ 2000万枚 = 40万分の1。
ほら。年末ジャンボを買うくらいなら、前澤社長のツイートをリツイートしたほうが、100万円ゲットできる確率はずっと高いのです(1等と前後賞、2等もあるけど、それ入れても前澤お年玉の当選確率には遠く及ばない)。同じ欲を持っていても、前澤ツイートをリツイートする人のほうが賢い。リツイートした人を、欲に目がくらんだみたいに批判するのは、安易すぎます。
ま、宝くじを1枚だけ買う人ってほとんどいなくて、少なくとも10枚買うだろうから、そうすると宝くじで100万円あたる確率は4万分の1となり、逆転しちゃいますけど、それには3000円というコストがかかりますから。コストなしで6万分の1に賭けるほうが、やっぱ賢いんじゃないですかね。
なお、僕はフィフィさんの言論、普段結構好きですし、「宝くじを買う」というエンターテイメントを否定するつもりもないです。友達でも宝くじを買って楽しんでる人は多くいるので、それはそれでいいと思っています。
ただ、前澤ツイートをリツイートするのを「欲に目がくらんだ」みたいに批判するのは、面白くない上にズレてんじゃないかなあ。
皆さんどう思います?
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