さて、先日買った水拭きロボット ブラーバ、なかなか重宝しています。
いいですね。音が小さいので、在宅勤務しながらでも、テレビ見ながらでも動かせます。これ、吸引する掃除機ロボットとの大きな違い。
以前よりかなり気軽に、床の水拭きに取り掛かれます。家事で「取り掛かるのが楽」なのってほんと大事。
今回は、拭く機能に絞ってレビューします。
家具を濡らさないか気になった
ブラーバジェットm6 というこの水拭きロボットが、水を少し吹き出して拭くのは知っていました。製品の絵にも書いてあるしね。
でも、ロボットの前に吹き出すというのが心配でした。
無垢材の食器棚や、ソファーの脚。しずくが飛んだ状態で放置したら、シミになるから、避けたいですよね。
水を吹きださない設定ができるらしいけど、それじゃ拭き取り機能が半減だしなあ。
水噴射あり、かつ、家具を濡らさない にしたい。
どうやって拭いているか
というわけで、心配だったので、ブラーバを動かして、ずっと観察していたら、心配ないと分かりました。
簡単に言うと、「一度走ってみて、前に何もないと分かった箇所だけ、バックして水を噴射する」のです。図で書くとこういうことです。
ね。安心でしょ。
もう少し詳しく書くと、
- まず、40cmほど前に走って止まる
- 何も当たらなけば、40cmバックする
- バックした地点で15cmほど前の床に水を噴射
- 再び前進して水拭き
という動作を繰り返すってことです。
この方法なら、少なくとも大きなしずくは家具に飛ばない。霧みたいな微細な水まで飛ばないのか、はわからないけど、家具のシミにはなりません。アプリで水の噴射量も3段階指定ができますし、これで家具を濡らす心配はなくなりました。
逆に考えると弱点も見える
前に40cm進んでからバックして水噴射する ということは、逆に言えば、前に40cmあきがないところは噴射されない ということになります。
つまり、壁や家具のキワです。
家具が濡れないためには当然だけれど、ブラーバの弱点とも言えますね。
ただこの弱点、そんなに致命的ではないです。なぜなら、いつもモップは濡れたままだから。家具に近づく前に水を噴射していたら、家具の際で噴射しなくても十分ふける。皆さんが雑巾がけする時だって、そんなに頻繁に水つけないですよね、雑巾に。
したがって、家具の際に「直接水を掛けねばならないほどの、こびりついた汚れ」がない限り、問題ないということになります。
拭く場所は半分ずつ重なっている
あと、拭き方について少し。
モップがついた状態で前に進んで、バックして、また拭く。つまり、同じ個所を3回通ります。言い換えれば、3回拭くってこと。
さらに折り返す時に、「いま拭いてきた列に、半分かぶるようにターン」します。つまり、新しい場所を拭くのはモップの半分だけ。あと半分は、いま拭いてきた道を逆から拭きなおす。こんな感じです。
拭いたところ半分も重ねるなんて、人間だったら面倒でイヤがるけど、ロボットだから真面目にやってくれるわけです。
結局、前進・バックの繰り返しと、列半分重ねて拭くのをあわせて、同じ個所は6回拭かれることになります。これはさすがに、水拭き専用ロボットならでは、じゃないでしょうか。
ただ、ターンする壁際などは、前進バックがないので、6回にならない場合があります。それでも、拭き幅が半分重なることを考えると、最低2回。説明書によれば、「床すべてを最低3回拭く」と書いてあるので、壁に沿って拭く回数も合わせたら、3回以上になるのでしょう。
いや~、買わないと分からないこと、いろいろありますよね。ご参考まで。