書評

シンプルに、最善の決断を下すには。「早く正しく決める技術」レビュー

これ、読みました。

日本実業出版社
  • 発売日: 2014/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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  • 僕たちは日々、仕事において様々なことを決めなきゃならない。
    その決断を迅速に、出来るだけ速くするにはどうしたらいいか。

    そもそも、余計なことを考えすぎるから決めるのに時間がかかるんだ。
    これに決めたらどう思われる、とか、こっちに決めると実行するの大変そうだな、とか。

    だけど、特にビジネスでは、どっちが良いか(よりベネフィットがあるか)を見極めれば良いだけ。
    その他のややこしい、しかも本質じゃないことなんて考えなくていい。

    決めることと、決めたことを通すことは別なんだから。

    という話。

    さらに、正しく決めるには、
    数字、ファクト、ロジックの三点で検討していけば良い
    というような話が書かれている。

    先に読んだ内田和成氏の「論点思考」では、
    『解けない問題に取り組んだってダメだ』
    という話があったのを思い出した。
    だから、いつでもこの考え方を使えばいいというものではないと思う。

    ただ、根本思想として持っておいたほうが良い考え方。
    特に、しがらみや実現性なんて後で考えろ、ってのは参考になる。

    出口さんの本はいつも、大事なことが書いてあるのに分かりやすく読みやすくて、
    読んだだけで満足してしまいそうになるけど、
    しっかりと身につけて行きたいことだ。

    -書評