良い本に出会うのは、ほんと難しい。
沢山買って、沢山読んで。
そうするうちに、一定の確率ですごい良い本に出会うようになる。
沢山読むことが目を養うことになるので、基本、近道はないんじゃないかと思う。駄作を読むことで、良い本ってどんな本か、わかっていくからだ。
だけど、ある程度量を読むようになって、一定割合でいい本を見つけられるようになった後に、そのヒット率をあげて行くことは可能だと思う。
そのヒット率を上げる自分なりのノウハウを、ちょっと紹介してみます。
良い書評ブログを複数見つける
書評専門のブログじゃない方がいい。
普段の記事を読んでみて
「この人の考えることは、なかなかだなあ」
って思えるブログを複数見つけておく。
ツイッターでそう思える人をフォローしておくのも良い。
そういう人が、読んで良かったと言っている本をまず選ぶ。
ただ、初めて見かけた時に手を出すのはまだ早い。
本当にいい本は、いろんな人が薦めるもの。
「あれ、あの人も良いって言ってたよね、この本」っていうことが何回か続いたら、それを買ってみる。
僕の場合、三回くらいこういうことがあると買ってみる。
すると、やっぱりかなりいい本である率が高い。
少し古い本を選ぶ
前述の方法で選んだ本で、少し古い本だとなお良い。新刊本は誰だって読むし、誰だって話題にする。時がたってなお、薦めたい本というのは、相当な良書だ。薦める人の記憶にずっと残ってるという意味でも、他の本では得られないものが詰まっている、ということは想像に難くない。
amazonの中古価格を見る
前述の方法で選ばれし本を「古い本だから」と思ってAmazonで中古本で探してみるのだけれど、他の古本と比べて、これが驚くほど高い。
皆が手放さない、という意味で、良書である裏付けではないかと個人的には思っている。
この本なんて、すごく前の本なのに仕方なく新品で買っちゃいましたもんね。
新聞の広告は見ない
蛇足ですが、新聞の新刊広告は参考にしないほうがいい。一時期、新聞で新刊チェックして買ってたのですが、ダメでしたね。いい本に出会う確率は、ランダムより悪い。やめときましょう。
考えてみたら、良い本じゃなくて売りたい本が出てる欄なのだから、当然だったね。
というわけで、普通に買うとヒット率は1割にも満たないけど、上記のような方法で出会う本は8割がた良書です。
みなさま、良い読書を。