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家具を傷つけないロボット掃除機が欲しかった。Switchbot K10+pro レビュー

2025年1月11日

どうも。高い家電を買う時は調べまくるせいじです。吸引型ロボット掃除機を買い替えました。買い替えで一番重視したかったのは「家具への当たりがやわらかいこと」なのですが、あんまり情報がなかったので、ここにご紹介します。

ロボット掃除機 買い替えで重視した点

今回私は、こういう観点で買い替え機種を絞りました。

  1. 価格は安いほうが良い
  2. 本体は小さいほうが良い。ドックもなるべく小さいもの。
  3. 吸引力は、そこそこあればいい。自動ゴミ捨て機能もなくていい。
  4. 水ぶきはなくていい
  5. 【最重要】家具になるべく当たらない。当たっても優しくあたるもの。

家具を守るのに重要な機能

家具を守るための機能ということで、以下を中心に調べました。

バンパー

これは、どんなロボット掃除機もついていますね。でも、バンパーは、「当たった時に和らげるもの」なので、バンパー頼みなのは困る。
また、バンパーの硬さなどは、機種に寄らずレビュー情報がないので、選びようがありません。
っていうか、そもそもロボット掃除機のレビュー記事って「当たりの激しさ」が書いてあるもの、全くないんですよね・・・。Amazonのレビューとかに少しあるぐらい。動画を見て、なんとなく想像するしかありません。

障害物検知機能

高いロボット掃除機だと、LiDARというものがついていますね。
他にも、LDSレーダーとか、PSD距離センサーというのもあるそうです。
(LiDARのほうが、部屋のスキャンとか本当はもっといろいろ高性能ですが、とりあえず障害物回避という意味で比較)

マッピング機能

マッピング機能そのものは、家具当たり回避にはあまり役立たないと思います。我が家はロボット掃除機をずっと置きっぱなしにしたくない。とすると、毎回、置く場所を1センチ単位で同じにはできない。つまりマップも微妙にずれることになります。マップ情報によって障害物をよける とまではなかなか行きません。

したがって、ただのマッピング機能(走ったところを覚えるやつ)では、家具当たり緩和の期待は薄い。ただレーダー機能があるものは、障害物回避もマッピングも優れているので、結果としてあたりを回避できることになります。

いずれも、10万円を超えるような機種だったら大丈夫でしょうが、価格が高いやつって、ドックなどもデカいでしょ。我が家はそれがちょっとね・・・。

結論:switchbot K10+Pro

というわけで、調べに調べた結果、このSwitchBot K10+Pro というやつにしました。

決め手はこんなところです。

  1. 【最重要】PSD距離センサー、LDSレーダーで障害物回避
  2. フローリングとカーペットには十分な清掃能力
  3. 本体サイズが小さく、小回りが利く。本体高さも10センチ以下で、ローソファの下へ行けそう。
  4. 価格が手ごろ
  5. 自動ゴミ収集があるけど、ドックは小さい

一番の決め手は家具へのあたりが非常に少なそうなところ。日本家屋向け?に、小さな本体で作られているわけですが、日本向けってことはつまり「低い位置に無垢材などの家具がある」と分かっている ことでもあるわけです。他社のロボット掃除機より、家具当たりに慎重に作ってあると考えました。まるっきり推測ですが。

実際の家具あたりはどうか

さて、届いてさっそく、家具当たりを調べてみました。これは…期待以上です。

木の食器棚

素晴らしい。こんなふうに、ぎりっぎりのところで当たらずに掃除します。本体は当たらないけど、ブラシは家具まで届くので問題なし。
レーザーでスキャンしてから始めるので、ガツンと当たることは皆無です。

ローソファの足(ウォールナット)

これも大満足です。直径10cmないぐらいですが、全く当たりません。ここまで回避できるのか~と感心するくらいです。

細い金属の椅子足

こんな椅子足。これは当たることがあります。そっと当たる程度ですが、掃除途中で椅子を動かした時には、少し強めに当たる場合があります。
掃除初めや途中にレーダースキャンをするので、スキャン後に椅子を移動してしまうと、「えっ、こんなところにあると思わなかった」となるのでしょうね。まあ、この足は軽く当たるくらいでは痛まないから、許容範囲です。

細めの木の椅子の足

見事です。直径2センチあるかないかぐらいの足なら、余裕で回避します。もちろん、周りを掃除しつつ。

ダイニングテーブルの脚

うちのダイニングテーブルは、足の形が少し特殊で、こんな風になっています。マスターウォールというメーカーのテーブルで、気に入っているのですが、この横のところがスキャンで検知できないみたい。

おそらく、横の部分は高さが10cmなくてレーダースキャンに引っかからないのだと思います。LiDARだったら3Dスキャンできるので分かるのでしょうが、LDSレーダースキャンでは、掃除機の高さより低い障害物はわからないのでしょうね。レーダーが掃除機のてっぺんについているので。
でも当たるとしても、強くは当たらないです。そーっと当たることがある、ぐらい。ここはマップと右わきの距離センサーのおかげでしょう。

家具回避の仕組み

頭頂部にレーダー。それに加えて、右わきにPSD距離センサーがあります。

ブラシも右側のみなので、右サイドを使ってキワを掃除するという設計のようです。こういうところで、価格を押さえつつ小型化できているのでしょうね。
実際、家具も壁も、右わきを添わせながら掃除しています。家具の足に行きつくと、時計回りにぐるっと掃除する感じ。

高さ

ローソファの下もしっかり入るので、OKです。
レーダーがついている掃除機は、だいたい上に出っ張りがあり、この出っ張り含めると高さが10cmぐらいになりがち。
このK10+Proなら、高さ92mmとのことで、比較的低い方です。このおかげで、掃除してほしかったローソファ(入口高さ約10cm)の下も掃除できます。

ソファの下、途中でカーペットからフローリングになっているのですが、その程度ならソファ下に段差があっても大丈夫です。
掃除している時の音もそんなにうるさくないし、家具に優しいロボット掃除機を探している方に、かなりおすすめできます。K10+Pro。
6万円で買っても満足ですが、大規模セールで56000円弱になる時がありますね。それ以下はなさそう。

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